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弁理士室伏良信の"判例紹介"PRECEDENTS

弁理士 室伏良信が注目度の高い判例をご紹介します。

事件年別

投稿日:2018/01/23 事件年別

特許延長についての技術的範囲に関する大合議判決(知財高裁特別部平成28年(ネ)第10046号事件)

知財高裁特別部平成28年(ネ)第10046号事件(平成29年1月20日判決)
関連権利番号:発明の名称「オキサリプラティウムの医薬的に安定な製剤」特許第3547755号

1.本件特許発明

「濃度が1ないし5mg/mlでpHが4.5ないし6のオキサリプラティウムの水溶液からなり、医薬的に許容される期間の貯蔵後、製剤中のオキサリプラティウム含量が当初含量の少なくとも95%であり、該水溶液が澄明、無色、

2.本判決の概要

(1)医薬品の成分を対象とする物の特許発明について、医薬品としての実質的同一性に直接関わる審査事項は、医薬品の「成分、分量、用法、用量、効能及び効果である」(最高裁平成27年11月17日第三小法廷判決[民集69巻第号1912頁・ベバシマブ事件最判])ところ、

①有効成分のみを特徴とする、延長登録された特許発明において、有効成分ではない「成分」に関して、対象製品が、政令処分申請時における周知・慣用技術に基づき、一部において異なる成分を付加、転換等しているような場合、

①有効成分のみを特徴とする、延長登録された特許発明において、有効成分...